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2023.07.16 / お知らせ

完成事例を加えました

もう一つ新しい事例が加わったので紹介します。

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この家については、幾つかのサイドストーリーがありました。
一つ目は、私が生まれ育った町が計画地だったこと。
初めて訪れる場所というのも興味が沸いて楽しいのですが、自分にとって原風景と呼べる場所で家をつくれるのは嬉しいものです(笑)

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二つ目は「おまけ」のある恵まれた敷地だったこと。
6区画に分けられた分譲地のうち、ここと隣の区画だけは南側に市街化調整区域がかかっていて、宅地の南側に約7.6坪の雑種地(家は建てられない)が付いていました。家は宅地面積の38坪に対して計画する必要があり、家の周囲やカーポートを空けると、建蔽率40%と言っても庭はほとんど取れないのが現実です。「おまけ」の雑種地があるお陰で、家の南側にしっかり庭を確保できたのは、恵まれていました。

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三つ目は完成見学会に多くの参加者を集めたこと。
時期と場所によって参加者の人数が左右されることはありますが、この時は1日での集客数としては過去最高の14組を集めました。7つある予約枠に2組ずつ途切れなく見学者がいたことになります。
「エアコン2台(床下エアコン&ロフトエアコン)で暮らす」という解説が一番大きかったと思いますが、動線に配慮した間取りの工夫、「乾太くん」等のキーワードも関心を呼んだのだと思います。

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四つ目は、建て主の情報収集力が大きくなってきた時代の家づくりを実感したこと。
ご主人は断熱気密性能を重視されていて、少ないエアコンで暮らす家にしたのもそのため。お住まい後に訪問してみると、本棚に松尾和也さん(エコハウス設計の第一人者)の本が幾つも並んでいました(笑)

インスタグラム等から好みの写真を集める人も増えていましたが、福岡県のエコワークス、兵庫県のヤマヒロ、滋賀県の谷口工務店などが建て主のご贔屓でした(笑)
ヤマヒロ、谷口工務店と言えば建築家の伊礼智さんですよね。床から一段上げた小上がりのデッキや、昔の常識では部屋と呼べないような小さな畳の空間にも、伊礼さんの影響力を感じずにはいられません。

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また、日本のデザインと北欧のデザインは以前から親和性がありましたが、「和風」「北欧風」と言ってしまうと相容れない感じがしてしまいます。この両者を融合したスタイルを「ジャパンディ」と呼ぶそうで、ジャパンディはこの家を表すのにちょうど良い言葉だと思います。

この住宅は「小上がりの窓辺と吹抜が主役の家」として、ホームページの「事例紹介>完成物件」に加えました。ぜひご覧ください。

岸 未希亜

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