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2020.08.05 / お知らせ

「和風住宅」掲載のお知らせ

住宅誌『和風住宅』に、当社で建築した住宅が掲載されました。

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掲載されたのは、昨年9月に完成見学会を開催した鎌倉の住宅です。「和」のイメージで括られることが多い当社の住宅ですが、本格的な「和風住宅」と呼べる家はそれほど多くありません。しかし今回は、計画段階から『和風住宅』掲載を意識しました。建て主ご夫妻は40代前半で若いにもかかわらず、はっきりと「和風」を志向されていたからです。

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広い土間が欲しいということで、当社の施工事例の中から、玄関土間が広い和風の家をピックアップして見せてくれました。そのイメージに基づいた玄関は、2帖半ある全面が洗い出し仕上げの土間床で、靴脱ぎ石を据えてあります。靴を脱いで床に上がる所からリビングという構成で、玄関とリビングの間には腰板付きの障子が2本並びます。この障子が戸袋の中に引き込まれるため、春夏秋(寒い日以外)は玄関までがリビングの一部になります。

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縁側も建て主達ての希望ですが、初めの提案は、リビングの前と和室の前に各々設けた控えめな濡れ縁でした。しかし打合せをしていく中で、「もっと縁側らしくしたい」という建て主の想いを受け、濡れ縁を連続させた上でその外周に柱を立て、室内と庭をつなぐ軒下空間をつくりました。
カーテン類は使っておらず、窓の前に入れた障子とガラス戸は戸袋に引き込まれて全開します。

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縁側を含めて1階が2階よりも大きくなっていて、屋根の存在感、化粧野地の存在感が大きな家です。玄関戸は木製格子戸の引戸、2階窓には出桁格子のような布団干し、そして落葉樹を中心とした在来種の雑木と天然石を使った外構。外から見ても一見して和風住宅です。

記事を読むと、建て主夫妻は京都の町家や信州の温泉旅館などの風景が好きで、「家をもつなら和風」と決めていたのだそうです。しかし家づくりの検討を始めてみると、希望に叶う事例(会社)が一向に見つからず、「和風住宅を建てるのは難しい」と感じていたとか。
そんな中、車で前を通るたびに気になっていた当社のコンセプトハウスを「思い切って訪問した」ところ、当社が和風住宅を得意としていることを知って、視界が開けたようです。
「思い切って」というのは、住宅展示場と違って気軽に入りにくいとか、営業マンに捕まって帰れなくなるんじゃないか等、不安が大きかったのでしょうね。でも、とある平日の午後に奥様が一人で来られた時、「自然体の女性がふらっと入って来たな」というのが接客した私の第一印象でした(笑)
奥様が発する関西弁のイントネーションからも、肩の力が抜けた感じを受けたのかもしれませんが、私には大阪人の血が半分流れているので、関西の言葉が妙に落ち着くのです(笑)
そして、その週末にご主人を連れて再び来場されたので、ご夫婦と和風談議に花を咲かせました。

この住宅は、<縁側と広い土間玄関のある家>として、ホームページの「事例紹介>完成物件>和風」に掲載しました。ぜひ、ご覧になってください。

岸 未希亜

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