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2019.04.05 / よもやま話

一眼レフカメラ

スマートフォンのカメラ機能が充実し、世界中でSNSが普及している昨今。カメラ専用機を使っている人、ましてや一眼レフカメラを愛用している人は絶滅危惧種かもしれません。
否、学芸会や運動会など、幼稚園や小学校の行事では、凄い望遠レンズを装着した一眼レフカメラも見かけますね。そう考えると絶滅危惧種と言う訳ではありませんが、世の中全体から見ればやはり少数派でしょうね。この「少数派」って響きが僕は好きです(笑)

そして一眼レフカメラを愛する私が、この度、新しいカメラを購入しました。

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実は、先代の一眼レフカメラが3年前に故障して以来、一眼レフ無しの生活に耐えてきました(笑)
会社には社員共有の一眼レフカメラがあるので、仕事の面では頻繁に使っていましたが、会社のはCannonのカメラ。私はNikon派なのです・・・

ところで、私が初めて一眼レフカメラを買ったのは大学院生の時でした。確かPENTAXのZ-5Pで、もちろんフィルムカメラです。右も左も分からない初心者だったのですが、「絞り」とか「露出」とか「被写界深度」とか、カメラの知識を深めながら写真撮影を覚えていきました。
新婚旅行の時も、日本の町並みを回った時も、このカメラにポジフィルムを入れて撮影しています。設計事務所に就職していたので、師匠の吉田桂二さんに倣い、現像を目的とするネガフィルムではなく、スライド上映できるポジフィルムを主に使っていました。

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左:丸亀市塩飽本島町笠島(香川県)/右:内子町八日市護国(愛媛県)

二代目はニコンのF80Dというフィルムカメラです。初級モデルは避けたかったので、奮発してボディ価格88,000円の中級モデルを買いました。このF80は、後にニコンのデジタル一眼レフのベースになったモデルで、安い価格(上級モデルと比べる相当に安い)に比して、非常によくできたカメラだったようです。
2001年に「吉田桂二先生と行く南イタリアの街めぐり」というミニツアーに参加した時は、このカメラにポジフィルムを入れて撮影しました。

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左:アルベロベッロ/右:アマルフィ

なぜ二代目に移行したかというと、初代のカメラが盗まれたからです。結婚後に住んでいた江戸川区の賃貸マンションに空き巣が入り、警察の鑑識課が来て、銀の粉をポンポンして指紋や足跡を採取していきましたが、犯人は検挙されませんでした。中国人の窃盗団という噂でしたが、今でも忘れられない恐ろしく悲しい想い出です。
しかしゼロからのスタートになったので、先輩に相談してニコン派閥に入ることにしました。

三代目はデジタルカメラになりました。交換レンズ(標準ズーム/広角)を生かすため、ニコンのD80を購入。キャノンのKissシリーズに対する入門モデルとしてD40がありましたが、やはり中級モデルを手にしたかった私は、ボディ価格12万円ぐらいするD80を中古カメラ店で購入しました。気に入らなかった人がすぐに売ったみたいで、発売から半年後にもかかわらず、約8万円という手の届く価格で買うことができました。

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そして四代目が、ニコンD750です。ニコンの最上位機種(プロ向けモデル)であるD1桁シリーズはもちろん、ハイアマチュア向けモデルのD3桁シリーズの中の最新機種(2017年発売)D850にも手が届かない中で、何とか手が届く機種でした。
まだ使って間も無いので何とも言えませんが、写真を撮る喜びが沸いてきました(笑)

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先日、春休みを取って家族旅行に出掛け、初めて撮った写真がこれです。旅の報告は日を改めますね。

岸 未希亜

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