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2018.11.03 / 建築と住まいの話

庭の完成。そして撮影

昨秋に竣工した茅ヶ崎の二世帯住宅が引き渡しから1年になり、1年点検に伺いました。このお宅は北側に道路があるため、竣工時は北側のカーポートとアプローチのみの外構工事に留め、南側の庭は造りませんでしたが、点検日の直前に庭が完成するということで、楽しみにしていました。
台形に近い形の敷地のため、南側の庭は東側が狭く、西側が広くなっています。西側の広い所は家庭菜園のスペースに残し、隣家との距離が近い中央から東側には木々を植えてありました。建物は中庭を囲むようなコの字型になっているので、これらの植栽は隣からの目隠しになると同時に、室内からの眺めも計算されてのものです。

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造園を手掛けたのは「庭・ふじ木」の藤木さん。いつもながら、素晴らしい庭にしてくださいました。来年の春から夏が楽しみです。ちなみに、ウッドデッキはお住まいになった後で拡張しました。初めは縁側+デッキという5帖の大きさでしたが、洗濯物を干しやすくするため、中庭の大部分を9帖の広いデッキで埋める形になっています。

ホームページ用の写真撮影のために庭の完成を待ちわびていたので、1年点検に合わせて写真撮影の段取りもしました。しかし、この日は生憎の曇り空。照明に頼らず、できるだけ自然光で撮影したいのと、外観には青空が必要なため、撮影は翌週に延期しました。
翌週は朝から晴れ間が見え、無事に撮影ができました。二世帯住宅なので、一般的な住宅の撮影よりも時間がかかりましたが、とてもいい写真が撮れました。こんな感じに・・・

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1階は親世帯、2階は子世帯に分かれた独立型の二世帯住宅で、室内の雰囲気は少し違っています。1階はソファやダイニングテーブル、ガラス扉の飾り棚など、ご愛用の家具を置くこと踏まえて、建築的なデザインを控えました。LDKの隣に客間となる和室を設けているのですが、以前の家で使われていた雪見障子と大黒柱を再利用したこともポイントです。
2階は屋根形状を生かした勾配天井、南北で向かい合った大きな開口部によって、伸びやかな空間になっています。全体的にはナチュラルモダンなイメージですが、鮮やかな色のキッチンタイル、バルコニーに出る南窓の白いハニカムスクリーン、北窓のウッドブラインドがインテリアとして効いています。トイレの壁に貼ったモリスの壁紙、桧板張りの浴室も非日常を感じさせる空間です。

この住宅は「二世帯のセミコートハウス」として、ホームページの「事例紹介>完成物件」に加わります。ぜひご覧ください。

岸 未希亜

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