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2017.11.24 / 建築と住まいの話

鎌倉F邸 完成見学会の見どころ

今週末に見学会を開催する「鎌倉市F邸」の見どころを紹介します。
建て主が初めて来場されたのは今年の2月。現在は離れて暮らしているお母様と同居するため、関東大震災後に建てたという築90年のご実家を建て替える計画でした。その家が、大工の祖父が丁寧に造った日本家屋であったこと、敷地が大きな寺の門前であることから、新しい家にも相応の佇まいが求められました。

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同居するのが高齢のお母様なので、食事以外の時間は自分の部屋でくつろいだり、お休みになることが考えられます。そこで、人が行き交う参道(前面道路)が眺められ、日当りも申し分ない場所に部屋を配置する等、お母様の居心地を最優先に考えました。もちろん洗面・浴室への動線は短く、1階のトイレはお母様の部屋から直に行ける形で、生活面での安心感も満たしています。
1階の大きさには限度があるので、居間(主にダイニング)は8帖ほどの広さになりましたが、隣に仏壇を置くための2帖の畳コーナーがあって、暮らし方の幅を広げてくれます。この仏間には、前の家にあった彫刻欄間と欄間障子を再利用しました。僅かながらも昔の記憶を引き継ぐことで、お母様が新居に親しみを感じていただければ・・・

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一方で2階は少し面白い空間になっています。2階は基本的にご夫婦のスペースなのですが、人が大勢集まった時には、部屋をつなげて食事会ができるように、板の間(8帖)と畳の間(6帖)を続き間にしました。2階からは海がよく見えるため、お客様はリゾート気分を味わいながら過ごすことができます。

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さらに、下屋の屋根の上に月見台(木製デッキ)を造り、2階の窓から出られるようにしました。ガラス越しに見る景色とは違い、外に出て潮風に当たりながら海を眺める気分は最高です。また、お祭りの際には参道に並ぶ出店や浴衣姿を眺められますし、鎌倉の花火大会では特等席になります。実際、入居後に遊びに来たいという会社の同僚やお友達が大勢いるとのこと。

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皆様も、屋上デッキからの眺めをご堪能ください。

岸 未希亜

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