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2014.12.30 / よもやま話

それぞれの冬休み

私は今年、例年より早く年末の休みに入りましたが、休みの過ごし方も例年とは違っています。

今回初めて、10歳の長女と6歳の次女が2人だけで妻の実家へ遊びに行くことになり、休みの初日はちょうど娘たちが北海道へ旅立つ日でした。
長女はこれまで、独りで飛行機に乗ったことが2度もあるので心配ありませんが、幼さの残る次女は少しばかり心配です。特に妻は、次女と離れて暮らしたことが無かったので、なおさら心配だったようです。しかし次女の心は楽しみな気持ちでいっぱいのようで、不安な様子を微塵も感じさせません。それはそれで嬉しいような寂しいような・・・

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早朝5時半頃に家を出て6時半に羽田空港に到着。手続きをしたり、お土産を買ったりした後、見送りのため搭乗ゲートまで付き添いましたが、2人はまるで近所に遊びに行くように「いってきまーす」と言って、バスに乗り込みました。

次の日、残された2人は久々に夫婦だけの旅行に出掛けました。

初めにまず、山梨県笛吹市の桔梗屋工場に行きました。桔梗屋は「信玄餅」で有名な老舗のお菓子屋ですが、ここでは工場見学ができたり、社員価格でお菓子が買える他に、信玄餅の「袋詰め放題」というイベントあるのです。
毎朝9時半から先着順ということで、土日は1時間前から行列ができると聞いていたので、1時間前に到着。外が寒いので車内で待っている人を尻目に、重装備で先頭に並びました(笑)

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初めての体験だったので知らないことばかりで驚きました。
まず、袋の結び方が決められていること。蝶々結びができずに1本で結ばねばならないので、袋ぎりぎりまでは詰められません。
次に、慣れている人は初めにビニル袋を目一杯引き伸ばしているではありませんか(笑) 私たちのような初心者は喜んでいきなり詰め始めましたが、これだとせいぜい9個ぐらいしか入りません。熟練者は袋を十分に伸ばしてから、びっくりするぐらい押し込んでいて、15個ぐらい入っていたように見えました。
最後に消費期限が当日限りであること。1人1袋で220円のため、2個詰めただけでも元は取れるのですが、一日で9個も食べられません(笑) 売れ残った信玄餅を捨てずに済むと同時に、お客様にも喜んでもらうという一石二鳥の企画でした。

諏訪まで行くと市街地も意外に積雪が多かったため、予定していた初日のスキーは止めて、早めに湖畔の旅館に入りました。子供がいないと食事も温泉も実にゆったり味わうことができますね。

翌日は、高速道路のインターから近い「富士見パノラマスキー場」に行きました。ここは雪道を走らなくて済むので大昔にも来たことがあるのですが、あまり記憶がなく、漠然と「家族向けの小さなスキー場」くらいのイメージを持っていました。
ところが山頂まで上るゴンドラが1基あり、中級・上級向けのコースが3kmも続くため、あまりの滑り応えが嬉しい反面、1本滑っただけで足がガクガクしてしまいました。

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ゲレンデの向かい側には八ヶ岳があり、この日は天気も良かったので景色も抜群でした。

3日目は、ぶどうの産地である勝沼に行きました。秋は、ぶどう狩りや桃狩りなどを楽しむことができますが、私たちはこの日の午後に友人と飲む約束があったので、勇んでワインを買いに行きました。
甲州市勝沼にはワイナリーが幾つもあるのですが、数多くの甲州ワインから自分好みのワインを探すのは難しいため、甲州市推奨の180銘柄が試飲できる「ぶどうの丘」という施設は重宝です。

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自分はワインを嗜まず、かつドライバーでもあるので全くの傍観者でしたが、1100円を払えば、専用の試飲容器「タートヴァン」を使って好きなだけワインが飲めるということで、妻にとっては夢のような空間です(笑)
しかし、そうは言っても自分の舌に合うワインは簡単には見つからず、40~50種類ぐらい試して漸く4本を購入。帰る頃にはかなりいい感じで酔っていました。

さて、今年も残すところ僅かとなりました。来年もご静聴ならぬご静読、よろしくお願いいたします。

岸 未希亜

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