毎年恒例の製材所見学のバスツアーにいってきました。
春の伐採見学ツアーは、残念ながら豪雨のため中止となっていましたので、天候がとても気になりましたが、今回は快晴に恵まれとても気持ちよくまわれました。
まずは、厚木の製材所へ、
こちらでは、機械を使わない昔ながらの自然乾燥を行っています。
製材機もそれほど古くはないのですが、人が機械に乗って、細かく調整しながら製材を行います。
こちらの加工場では、現在１２月上棟の物件の手刻み(木材加工）を大工がおこなっており、手刻みの実演もご見学いただきました。
こまかな部分はやはりのみなどで仕上げていくので、丁寧に行います。
次は、あいかわ公園に向い、緑あふれる環境の中で、おいしくお弁当をいただきました。
お昼からは、津久井の人工乾燥の製材所を見学です。
こちらの製材機は、最新式の設備で、人が製材機乗ることなく寸法設定だけを行います。
その指示に従い、細かな調整は機械が行いながら、製材を行います。
製材スピードも格段に速くなっています。
その後、１次製材された材料を機械乾燥します。
機械乾燥では、１０日間くらいで乾燥してしまうので、乾燥時間も格段に速くなります。
そして、仕上げは４面を一気にカンナ掛けする機械があり、つるつるに仕上てくれます。
このあとにグレーディングマシンと言う機械に通して、強度と含水率をチェックします。
（当社の物件では、１００％プレカットで加工することはなく、手加工の部分がありますが、プレカットを中心に加工する場合は、この材料を別の場所にあるプレカット加工場に送り、継ぎ手や仕口などの加工を施します。）
最後は、近くの服部牧場に立ち寄り、おいしいジェラートをいただいて、帰ってきました。
参加された皆さんも、いままで知らなかった神奈川の木材や製材について知ることができてよかったと言っていただけました。
ぜひ、春の伐採ツアーもご参加ください。
