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2013.12.01 / よもやま話

佳境に入ったJリーグ

久しぶりにサッカーの話題を少々。
このブログを読んでくださっている方々も、サッカー日本代表への関心は高いと思いますが、国内サッカー(Jリーグ)についての関心は低いのではないでしょうか。

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Jリーグは誕生から20年、華やかに開幕したのはバブル景気が弾けた1993年でした。当時、大学4年生だった私は、サッカー同好会の仲間とJリーグ開幕戦のオープニングイベントに駆り出され、「名古屋グランパスエイト」の大きな旗を広げて入場行進をしていました。実に懐かしい想い出です(笑)

さて今シーズンのJリーグも佳境に入り、今週末がそのハイライトとなります。

先ずJ1では、首位の横浜Fマリノスを、2位のサンフレッチェ広島が勝ち点差2で追いかける展開です。
昨日の試合前までは2位の浦和と勝ち点差5があり、「残り2試合で1勝または2分すれば優勝」という圧倒的優位な立場にいたのですが、昨日の試合でアルビレックス新潟に苦杯を喫し、広島がすぐ背後に迫ってきました。もし最終戦で「横浜=引分け、広島=勝利」になると、両者が勝ち点で並び、得失点差で広島が逆転優勝するという劇的な幕切れを迎えます。

横浜の最終戦の相手は、今シーズン風間監督の戦術が浸透して魅力的な攻撃サッカーを展開する川崎フロンターレ。川崎のホームゲームとなる上、得点王の大久保が絶好調なので横浜は厳しい戦いを迫られます。
一方、広島の相手はJリーグで歴代最多優勝を誇る鹿島アントラーズ。現在3位につけ、9点差以上の大量得点で勝てば優勝の可能性があることと、勝てばACL(アジアチャンピオンズリーグ)への出場が決まるため、広島も勝利を収めるのは至難の業と言えるでしょう。

NHK衛星第一放送(BS1)で放送しますので、ぜひ12月7日のJ1最終戦をお見逃しなく。

続いてJ2ですが、こちらはJ1昇格をかけた争いです。今シーズンの成績により、優勝のガンバ大阪と2位のヴィッセル神戸が自動昇格を果たし、3位の京都サンガ、4位の徳島ヴォルティス、5位のジェフユナイテッド千葉、6位のV・ファーレン長崎がプレーオフを戦います。
3位と6位、4位と5位が戦う1回戦で、各々上位チームが勝ち(試合結果は引分けのため、リーグ戦上位チームが勝ち抜け)、決勝戦のカードは京都VS徳島に決まりました。徳島が四国初のJ1昇格を決めるか、京都が4年ぶりにJ1復帰を果たすか。これも本当に見逃せない戦いです。

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BS1でも放送しますが、12月8日の15:30キックオフの試合はぜひ、国立競技場に見に行ってみてください。あの歴史ある国立競技場も、もうすぐ壊されます。

最後にJ3について。
来シーズンからJ1とJ2の下に、J3という3部リーグが発足することが決まっています。日本全国にはサッカークラブが無数にあるのですが、その中でも地域の支援を受けてJリーグを目指して活動しているクラブが増えています。
前述のV・ファーレン長崎なども、数年前までは九州リーグに所属する小さなクラブで、昨年アマチュアの全国リーグであるJFLで優勝し、今シーズンからJ2に昇格したばかりの若いチームなのです。ユニフォームの胸に輝く冠スポンサーは、あの「ジャパネットたかた」。社長が長崎出身ということで、あの独特のイントネーションは長崎弁なんですね(笑)

J2にどんな地域のクラブがあるか知らない方も多いと思いますが、現在は札幌、山形、群馬、栃木、水戸、東京、千葉、横浜、松本、富山、岐阜、京都、大阪、神戸、岡山、鳥取、徳島、愛媛、北九州、福岡、長崎、熊本と22チームもあります。

来期J3は12チームでスタートしますが、参加が見込まれるチームは、長野パルセイロ、カマタマーレ讃岐(香川県)、SC相模原、FC町田ゼルビア、ツェーゲン金沢(石川県)、ブラウブリッツ秋田、FC琉球(沖縄県)、Y.S.C.C.(横浜市)、藤枝MYFC(静岡県)、福島ユナイテッドFC、グルージャ盛岡というように、J2と併せてみれば全国津々浦々にまで広がっていることが分かります。

現在、J2最下位のガイナーレ鳥取と、JFL2位でJ2ライセンスを保有しているカマタマーレ讃岐との入れ替え戦が行われており、初戦は讃岐のホームで引分けでした。運命の第2戦は、12月8日に鳥取のホームで行われます。

岸 未希亜

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