事例紹介

小上がりの窓辺と吹抜が主役の家

道を挟んだ西側に店舗の広い駐車場があるため、西からの視線を遮るように和室を突き出して、デッキを囲み、南側に付随する7.6坪の雑種地を利用して庭を造りました。建て主ご夫妻は勉強家で、様々な「やりたいこと」を形にした住宅です。
そのデッキを小上がりにするとともに、リビングの窓を床から一段上げてベンチにしています。すぐ横にある入口を潜って入る2.5帖の和室は、天井も低くて妙に落ち着く床座の空間。リビング周辺に多くの居場所が点在します。
家の中央にある吹抜けは、1階東側を閉じつつ午前中の光を2階から得る採光目的が一つ。もう一つは、家全体の温度差を無くして少ないエアコンで冷暖房するためで、床下エアコン1台、ロフトエアコン1台で暮らす計画です。
また、帰宅動線や買い物動線に関する要望も間取りに反映し、洗濯動線に関しては、洗濯脱衣室を広くしてガス乾燥機と室内干しで解決しました。
日本と北欧のデザインは親和性がありますが、両者を融合したスタイルをジャパンディと呼ぶそうです。この家も和を基調としたジャパンディな空間が広がります。

竣工時期
2022年2月        
用途
住宅
構造規模
120.19㎡〔30.2坪〕  1階 60.45㎡〔18.2坪〕  2階 39.74㎡〔12.0坪〕
所在地
横浜市戸塚区