事例紹介

親世帯と共棲する杉の家

実家の隣に子世帯の家を建てる計画で、「桜の古木を残したい」というご両親の希望を受け、親世帯のリビングからも満開の桜が眺められるようにしています。敷地は分割しているので狭く、建物は総2階なので単調になりがちですが、屋根下に組み込まれたベランダ、シャッターを隠す板壁、道路面の窓を一体に見せる竪格子など、外観デザインにも配慮しました。
水回りを2階に上げることで、1階のLDKに余裕が生まれ、吹抜によって立体的な広がりも感じられます。そして、脱衣室・家事コーナー・ベランダが隣り合って並び、家事動線が集約されました。 床材に節のある杉の厚板を使っているのも特徴で、天井板、柱・梁と併せて「杉づくし」の住宅です。
数多くの工務店を見て回られた研究熱心な建て主は、他に類を見ない見事な要望書を作成されました。当社らしい真壁の清々しい空間に、建て主のセンスある要望が彩りを加えた、理想的なお住まいです。

竣工時期
2017年2月
用途
住宅
構造規模
110.13㎡〔33.2坪〕  1階 55.48㎡〔16.7坪〕   2階 54.65㎡〔16.5坪〕
所在地
神奈川県藤沢市