事例紹介

付かず離れずのスタディスペースをもつ家

北道路の敷地に直角駐車のカーポートを設けると、家を真四角の平面形にできないことがあります。今回はその凹凸のある形が、各階での必要十分な広さの確保と無駄の少ない間取りを実現しました。
南の窓を大きく取り、屋根の軒を深くして1階にも土庇を設けたパッシブデザインの家で、冬は積極的な日射取得と床下エアコンで暖房します。
玄関近くに洗面室があるので帰宅しての手洗い動線はスムーズ。その隣には洗濯機、ガス乾燥機、室内物干場となるランドリールームを設けました。
南側に並ぶ19帖のLDKは明るく開放的で、大きな窓からは、板塀で囲われた野趣あふれる雑木の庭が眺められます。さらに吹抜を通して空間が立体的に広がるとともに、2階廊下からの景色も抜群です。
スタディコーナーは落ち着ける場所に作りたいということで、LDKの北側に2人が並べるデスクカウンターを造り、竪格子と本棚で軽く囲われる形にしました。ご主人の書斎から眺めるヤマボウシの花が綺麗です。

竣工時期
2022年8月
用途
住宅
構造規模
108.07㎡〔32.6坪〕  1階 59.62㎡〔18.0坪〕  2階 48.45㎡〔14.6坪〕
所在地
川崎市麻生区