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2024.11.08 / よもやま話

50-50

メジャーリーグベースボール(以下、MLB)の2024シーズンが10月末に終わりました。エンゼルスからドジャースに移籍した大谷翔平選手は、シーズン序盤こそスローペースだったものの、試合を重ねる中で次第に本領を発揮。当初の打順は2番でしたが、ムーキー・ベッツが怪我をして打順が1番になると、ホームラン量産に加えて盗塁数も増え、8月23日という異例の早い時期に40-40(40本塁打/40盗塁)を達成しました。40-40はパワーとスピードを兼ね備えた選手にしかできない数字で、MLBでも過去に5人しか達成していません。そして最終的には54本塁打、59盗塁まで記録を伸ばし、史上初の50‐50を達成しました。

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Sports Graphic Number1105 表紙

ドジャースはナショナルリーグ西地区で圧倒的な戦力と戦績を誇る強豪。しかし、ポストシーズンではレギュラーシーズンの強さを発揮できない歴史を積み重ねてきました(コロナ禍で短縮された2020シーズンは32年ぶりの世界一になりましたが)。大谷の加入でMVPトリオ(大谷/ベッツ/フリーマン)が並んだ今シーズンも前評判通りに地区優勝。地区シリーズのサンディエゴ・パドレス戦を3勝2敗で勝ち抜け、ニューヨーク・メッツ戦は4勝2敗でナショナルリーグ優勝を果たしました。そして迎えたニューヨーク・ヤンキースとのワールドシリーズも4勝1敗と圧勝。大谷選手自身は怪我の影響もあって十分な活躍はできませんでしたが、ベッツ、フリーマン、テオスカー・ヘルナンデス、エドマン、キケ・ヘルナンデスらが並ぶ強力打線、そして投手陣の活躍によってワールドチャンピオンを手繰り寄せました。大谷少年の夢が現実のものとなった訳です。

さて、2024年新語・流行語大賞の候補にも選ばれた「50-50」ですが、私たちも50-50夫婦ということでお祝いの食事に行って来ました(笑)

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訪れたのは茅ヶ崎駅の近くにあるALBERO(アルベロ)という小さなイタリアンです。厨房に接したカウンター席8席のみのコンパクトな店で、オーナーシェフが一人で切り盛りしていました。
ワンドリンクオーダーが必要なのですが、「ワインペアリング」という料理に合わせたコースワイン(5種/3種)、「ティーペアリング」というノンアルコール4種のコースも用意されています。

最初のオードブルは「茅ヶ崎 しらすのスフォルマ―ト」。

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スフォルマートとは、「蒸し焼き」を意味する甘くないプリンのような食べ物です。上品な見た目ですね。

2皿目は「紅富士のコンフィと旬菜の仕立て」。

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コンフィとは、食材を低温の油でじっくりと煮た料理のことで、紅富士(あかふじ)は静岡県富士宮市のブランド魚であるニジマスです。

3皿目は「ポルチーニ茸と南瓜のクロケッタ 秋茄子のトマト煮」。

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クロケッタはコロッケのスペイン語で、一口サイズのクロケッタをじっくり味わいました。

4皿目は「宮城 金華鯖 味美菜 ドライトマト 手打ちパスタ」

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ぷりぷりっとしたショートパスタで、金華鯖が主役のような料理でした。

5皿目のメインディッシュは「綾瀬 おざさ豚のロースト 秋野菜のコントルノ」

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薄いピンク色の豚肉がとても柔らかく美味でした。コントルノとはメイン料理の副菜を指します。

6皿目はデザートで「伊勢原 栗のティラミス」

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イタリアンデザート言えばティラミスですが、大きくて立派な和栗が印象的です。

そして最後はコーヒー&小菓子なのですが、誕生日だった私たちには特別プレートが用意されていました。

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文字だけではなく、ハロウィンをモチーフにしたチョコレートアートが可愛らしかったです。

大谷選手は来年、打者と投手の二刀流に戻るため50盗塁は難しいと言われていますが、来年も再来年もわが家の50-50は続きます(笑)

岸 未希亜

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