この風景。どこだかおわかりでしょうか。そう箱根仙石原の風景です。年初、箱根神社に行く途中で撮りました。何故か、芸術家・詩人高村光太郎のあの有名な詩を思い出しました。
僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
ああ自然よ父よ
僕を一人立ちさせた広大な父よ
僕から目を離さないで守る事をせよ
常に父の気魄を僕に充たせよ
この遠い道程のため
この遠い道程のため
"僕の前に道はない"で始まる詩を、草原の中の真っ直ぐに続く道にいる時に思い出したのも妙です。世界的に先行不透明で、見通しが付きにくいと言われている昨近ですが、実は,いつの時代も同じだったのでしょう。勇気と希望を持ってあたれば、道は開けるものなのでしょう。たとえこの草原の中の道のように真っ直ぐではないにしろ。
下平 勇