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2013.08.05 / よもやま話

夏の北海道(道東篇)

少し早めに夏休みを取って北海道へ行って来ました。妻が北海道出身で娘たちの出産も里帰りだったため、私を除いた家族は皆、北海道生まれということになります。そんな訳で、夏になると3人は生まれ故郷の北海道へ帰って行きます(笑)。本当のところは、気温も湿度も高い「日本の夏」を避け、涼しい北海道へ避難する訳ですが。今年は彼女たちの帰郷に合わせて、一緒に北海道へ飛びました。

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彼女たちが生まれたのは、十勝(とかち)の中心都市である帯広市です。北海道では、天気予報などエリアを分けるのに旧支庁名を使いますが、石狩、後志(しりべし)、渡島(おしま)、檜山(ひやま)、胆振(いぶり)、日高(ひだか)、空知(そらち)、留萌(るもい)、上川(かみかわ)、宗谷(そうや)、十勝、釧路、根室、網走の14地域に分けられています。
「北海道のへそ」と言われる富良野(上川南部)のすぐ東側にある十勝は、農業や酪農が盛んな地域で、北海道らしい雄大な景色が広がります。特に有名な観光地がある訳ではありませんが、車を停めて写真を撮りたくなる場所がいっぱいです。

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今回、たまたま一人になれる時間があったので、義母の車を借りて2時間足らず走り回ったところ、「らしい」景色に何度も遭遇し、写真をいっぱい撮ることができました。撮影で半分くらいの時間を使ったので、実質的には1時間で走り回れる距離です。国道などのメインストリートは交通量があって(都会に比べれば少ないですが)、電柱や標識などの人工物が視界に入りますが、農道(と言っても広いです)はすぐに車を停められますし、景色を遮るものがないので、ポスターのような写真を撮ることができました。

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北海道は食の宝庫でもあります。

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帯広に何度も来ている私ですが、実は帯広の名物である「豚丼」をほとんど食べたことがありません。炭火で焼いてタレをつけた厚い豚肉のボリュームに圧倒されましたが、とても美味しかったです。

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海の幸が美味しいのも有名です。義兄に連れて行ってもらった寿司屋で、久しぶりに回らない寿司を食べました(笑)

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池田町(ドリカム・吉田美和の故郷)で開かれていた市場の夏祭りでは、500円でメロン食べ放題。夫婦2人で17切れ(2玉ぐらい)も食べました。

そして帯広と言えばスイーツ。十勝は砂糖(甜菜)や小豆の産地であるため製菓業も盛んで、大小のお菓子屋さんが店を構えています。中でも有名なのは、六花亭と柳月でしょう。

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六花亭は定番の「マルセイバターサンド」の姉妹品「マルセイキャラメル」が人気です。柳月は切り株姿のバームクーヘン「三方六」が有名ですが、ちょうど季節限定の抹茶味が出ていて、とても美味しかったです。
市内には六花亭や柳月の直営店があり、買い物だけでなく食事や喫茶を楽しめます。帯広に来た時は必ず立ち寄ることにしていて、2年ぶりに六花亭のお店に行ってきました。

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土産物屋で見かけるお菓子以外に生ケーキも充実しているのですが、ほとんどのケーキは200円以下なので、これだけ頼んでもたった1,000円です。札幌や帯広に行く機会があれば、ぜひ直営店に行ってみてください。


別の日には、足寄町(あしょろちょう)の山間にある芽登温泉(めとうおんせん)に行きました。帯広から車で80分ぐらいかかる場所で、舗装された一般道から砂利道に入って数キロ先にある「秘湯」です。

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「秘湯」といっても温泉ホテルの浴場なのですが、日帰り入浴も可能で、川に面した混浴露天風呂があります。

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混浴といっても、たいてい男の人しか入っていないのが常ですが、やはり・・・。義兄親子、私、私の次女の4人だけで貸し切り状態でした。

帯広に帰る途中でにわか雨が降り、雨が上がると空に虹が現われました。ちょうど走っていたのが士幌町(しほろちょう)の農道だったので車が停めやすく、背景にビルや家がないため、見事な写真が撮れました。

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虹が完全な半円の状態で見えたのは初めての経験で、これには感動しました。
(つづく)

岸 未希亜

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