去る11月、「築10年のお宅をめぐる体感バスツアー」と題して
築9年目、築11年のアースハウスの見学会を行いました。
最初に訪ねたのは築11年のお宅。
こちらはディレクターアーキテクト岸の住宅設計第1棟という思い出深いお家です。
建物の西側より海を望める素敵な立地条件を巧みに取り込んだ間取りは、
室内に気持ちの良い開放感と床にレベル差を設けたことによる立体的な繋がりをもたらしていました。
そして何といっても11年経過した無垢の木材の色合いの美しさ。
「木の家っていいなぁ♪」と素直に思えるお宅でした。
お施主様に感謝。
次に訪れたのは築9年目のお宅。
題して「神奈川県産の木材を眺めるスキップフロア間取りの家」。
こちらのお宅は構造体となる木材を神奈川県産木材だけを使用し、
さらに提携木材所に木材乾燥用の当社専用ブースを設けて、
原木乾燥→一次製材→乾燥→二次製材→大工手刻み加工というすべての工程を
一貫管理の下で使用した記念すべき1棟目のお宅です。
リビングの吹抜けを中心にスキップフロアを採用したこのお宅は、木組みの美しさを
最大限に追求した理想的な造りをしていて、皆さんもついつい上を見上げていました。
そしてこちらのお宅も「無垢の木材の色合いの美しさ」は格別でした。
白木からの経年変化を楽しめるのはそこに住まう人の特権ですね。羨ましい。
お施主様に感謝。
最後は去年の1月にオープンした、少しずつ木材が色付き始めた
築2年の「コンセプトハウス」をのんびりご見学いただきました。
今回のバスツアーを終え、改めてコンセプトハウスを眺めて...
50年後のこの建物も、今と変わらず「木の家」の心地良さを
皆さんにお伝えする空間としてしっかり残していこうと心に誓う私なのでした。