敷地は道路面に2台分の駐車スペースがあり、家を建てる部分は2m高くなっています。方位が約45度振れているため、LDKを隣地側に向けるか道路側に向けるか迷うところですが、道路側には空間の広さと視線の抜けがありました。隣地側(南東)の窓から採光しつつ道路側にひらく形にして、入隅のコーナー窓が屋外空間との一体感を高めています。
建築家住宅のテイストが好きな奥様の好みに合わせて、室内は外周の柱・梁を隠した大壁をベースに、床梁や丸太柱が見えるナチュラルモダンな空間。ボーダータイルの壁、シナ合板の収納建具、BUBBLE LAMPの照明、カンディハウスの家具、無印良品の小物などが華を添えます。
また、長男が廊下のスタディコーナーで勉強するため、 兄妹で部屋の大きさを変えた点が特徴的。他にも玄関から直行できる洗面コーナー、ほの暗い灯りと仕上げで非日常感のあるトイレ、板塀で視線を遮る物干場、寝室のコーナー窓からの眺望など、随所に工夫を凝らした住宅です。
- 竣工時期
- 2022年7月
- 用途
- 住宅
- 構造規模
- 110.86㎡〔33.4坪〕 1階 61.18㎡〔18.6坪〕 2階 49.68㎡〔15.0坪〕
- 所在地
- 横浜市緑区