本宅が東京にあり、週末は葉山の別荘で過ごしていた建て主。遠距離通勤と二重生活の負担を秤にかけ、葉山に新たな家を新築することにしました。
建物はメインの外壁に濃色のガルバリウム鋼板を使い、南北面を吹付け仕上げにしたモダンな外観。軒裏やバルコニーの赤褐色もアクセントになっています。
1階の床は、重厚感の感じられる幅広のオーク挽板フローリングを中心に、ダイニングとキッチンの床は愛犬のためにタイル貼りにしました。夏はひんやり、冬は床暖房でぽかぽか、気持ちよく過ごせます。柱をあまり見せない室内は、漆喰の白い壁と桧板の天井が映えるモダンで温もりのある空間。黒いスチールの手摺はデザイン性が高いだけでなく、1階と2階の距離をぐっと近付けます。
愛犬も上りやすい緩めの階段、固定階段で上る大きなロフト、仕事場になる書斎コーナー、電気炉を備えた和室(茶室)など、要望は多岐に渡りましたが、最大の特徴は家と一体のガレージです。ガレージから雨に濡れずに玄関に至る動線や、オーバースライドの電動シャッターは皆の憧れですね。
- 竣工時期
- 2020年1月
- 用途
- 住宅
- 構造規模
- 118.42㎡〔35.7坪〕 1階 79.50㎡〔24.0坪〕 2階 38.92㎡〔11.7坪〕 ロフト 13.24㎡〔4.0坪〕
- 所在地
- 神奈川県葉山町