事例紹介

敷地になじむ「くの字」の家

閑静な住宅地の中の、約130坪もの恵まれた敷地を生かした平屋の住宅です。敷地が五角形で方位が振れていること、北側隣地に3軒の家が迫っていることを考慮し、平面を「くの字」に折った建物にしました。
LDKや和室が横並びになる長方形平面に比べ、斜めに折れる空間の広がりと一体感は絶妙です。さらに、杉のタイコ梁が3本架かるリビング・ダイニングは、平屋ならではの勾配天井で、大きな開放感があります。
また、「くの字」にすることで敷地に余白が生まれ、北側に配置した和室や主寝室からも、庭や借景を楽しむことができます。
外観は濃色の外壁に寄棟屋根。寄棟は、小屋組みを室内に現わしにくく、エアサイクル工法にも不向きなため、滅多に採用しませんが、平屋との相性は良く、軒が水平に回る姿には風格が感じられます。

竣工時期
2016年7月
用途
住宅
構造規模
111.13㎡〔33.5坪〕  1階 111.13㎡〔33.5坪〕  ロフト 9.93㎡〔3.0坪〕
所在地
神奈川県藤沢市