事例紹介

絶景を切り取る「そとん壁」の家

敷地は海岸から少し上がった西下がりの台地で、相模湾、伊豆半島、そして富士山を望むことができます。建て主は当初、より眺望の期待できる2階にリビングを設けるつもりでしたが、準防火地域だったために断念。リビングを1階にした上で、延焼ラインを避ける絶妙な位置に開口部を設けました。全ての開口部に木製窓を採用し、全開サッシのリビングは、ガラス戸と障子を引き込めば、室内に居ながら景色を独り占めできます。
また自然エネルギーの最大活用を目指して、太陽光発電パネルと太陽熱温水器を搭載。発電効率を考えて屋根を5寸勾配にしています。特別仕様も多く、屋根は錆びに強いステンレス葺き、外壁は火山灰シラス「そとん壁」、断熱材は羊毛です。そして、古民家の蔵戸を再利用した玄関や手持ちの古家具が、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

竣工時期
2015年9月
用途
住宅
構造規模
135.80㎡〔41.0坪〕  1階 67.90㎡〔20.5坪〕  2階 67.90㎡〔20.5坪〕  ロフト 23.18㎡〔7.0坪〕
所在地
神奈川県横須賀市