事例紹介

バルコニーを挟みこむ家

都心の住宅地でありながら、川沿いには遊歩道、反対側には小さな森が残る、自然環境に恵まれた場所です。西側道路の敷地は南北に細長い形状で、建物の形や大きさは自ずと決まってしまう条件でしたが、周囲の自然を最大限に享受するため、1、2階ともに南西のコーナーに窓を設け、景色を室内に取り込んでいます。
LDKは十分な広さが取れませんが、3畳の和室とは常に一体ですし、緑を眺める壁向きのキッチンにしたことで、狭さを感じません。
洗面室と浴室は2階に設け、洗面室から直に出られるバルコニーを造りました。洗濯動線が集約され、浴室の目隠しにも効果的です。また、外壁を凹ませて挟みこむ形の木製バルコニーと、コーナー窓のシャッターを隠すために設けた板壁が呼応し、外観のアクセントになっています。

竣工時期
2015年6月
用途
住宅
構造規模
97.41㎡〔29.4坪〕  1階 48.13㎡〔14.5坪〕  2階 49.28㎡〔14.9坪〕  ロフト 9.93㎡〔3.0坪〕
所在地
東京都世田谷区