事例紹介

両面デッキの家

建築協定が結ばれていて良好な住環境が保たれている住宅地です。道路から敷地が1m高くなっていてよく目立つことに加え、ご主人が「景観まちづくり」に関心が高いことから、プランと同時に道路側の見え方もデザインしました。さらに森の保全活動にも精力的なご主人は、神奈川の木を使うことも大歓迎で、柱や梁、天井だけでなく、浴室の壁・天井にも桧を多用しました。1階は南側にあるリビング・和室から、北側のダイニング・キッチンへ空間が連続し、北側にも雨に濡れない屋根付きのデッキがあります。また出版関連の仕事に携わられていたご主人のため、視界が開ける東の道路側に書斎を設け、多くの蔵書を収める書庫を併設しました。永年住み続けている愛着ある場所に少し豊かな空間をつくり、変わらない生活を送るための住まいです。

竣工時期
2012年4月
用途
住宅
構造規模
120.90㎡〔36.50坪〕  1階 68.73㎡〔20.75坪〕  2階 52.17㎡〔15.75坪〕
所在地
神奈川県大和市