建て主は、築40年の実家に戻ってお父上と同居されていましたが、高齢者が安心して暮らせるように、という建て替えの計画です。敷地は道路から2mの高低差があり、先ずは擁壁の造り直しからスタートしました。
奥様は建築にも造詣が深く、「白い壁とアンティークブラウン」というデザインの好みが明確で、雑誌の切り抜きなどを用意されていました。それを受けて、室内は大壁で柱を見せず、2階で一部の梁が見えるだけのすっきりとした空間を提案。床にはアジアンウォールナット、その他の木の色も濃く着色してアンティークな雰囲気を醸し出しています。陶芸のアトリエ、キッチンと一体のリビング・ダイニングは、将来カフェと陶器の店を出したいという建て主の希望を叶えるものです。
- 竣工時期
- 2011年4月
- 用途
- 住宅
- 構造規模
- 114.24㎡〔34.4坪〕 1階 66.21㎡〔19.9坪〕 2階 48.03㎡〔14.5坪〕
- 所在地
- 横浜市鶴見区