事例紹介

ロフトに工作室のある21坪の家

容積率60%という制限かつ敷地面積が36坪強のため、延床面積は最大で21坪台という厳しい条件での計画です。容積率に含まれないロフトを駆使するしかないため、2階の床を一部高くして8帖のロフトをつくり、その下を天井の高いリビングにしました。
建て主は3人家族で個室は2部屋のみ。しかも寝室を畳敷きにしているので、様々な用途に使い回すことができます。キッチンは壁向きにして無駄を無くし、ダイニングと併せて8帖弱のコンパクトさ。天井を高くしたリビングは小上がりにして、足を下ろせるスタディコーナーを設けました。
ロフトの半分は納戸、半分はご主人のワークスペースです。在宅ワークにも使いますが、趣味のプラモデル製作を行う工作室になっています。また、裏の家の奥に公園があり、隣家の庭越しに公園の緑が望めます。南側を空けて四角い家をつくると、その眺望が得られないので、建物をL型にして南側に出し、リビングとロフトの窓から借景することができます。

竣工時期
2022年3月        
用途
住宅
構造規模
72.03㎡〔21.7坪〕  1階 43.05㎡〔13.0坪〕  2階 28.98㎡〔8.7坪〕
所在地
横浜市青葉区