事例紹介

書斎で夜明けを迎える家

東と南で接道し、広さも比較的余裕のある敷地ですが 、建物をL字型にして敷地の北西に寄せることで、住宅密集地にもかかわらず、日当たりと生活空間の落ち着きを両立させました。
華道を嗜んでいた奥様は、床の間、襖紙、エアコンを隠す格子戸など、 和室の意匠にも気を配りました。さらに玄関では、伝統技法の「江戸からかみ」を用いた下足箱の襖が、お客様をお迎えします。
仕事の関係で、ご自宅に多くの資料や書籍を所持されているご主人も、ご自宅でのデスクワークがある奥様も、以前のお住まいでは共用の書斎で多くの時間を過ごされていました。この家でも、LDKはダイニング中心のコンパクトな空間にして、視界の開ける2階東南角に書斎を配置しました。夜明け前に机に向かうご主人は、ここで朝日を望みます。

竣工時期
2014年9月
用途
住宅
構造規模
99.36㎡〔30.0坪〕  1階 59.62㎡〔18.0坪〕  2階 39.74㎡〔12.0坪〕
所在地
神奈川県大和市