事例紹介

KKM邸

社員の友人である建て主は、HPやInstagramをみて「家を建てるなら神奈川エコハウス」という気持ちでいました。それに加え、建て主のお母様が「家を建てるならこんな素敵な家にしなさい」と建て主に渡したカタログが、何と神奈川エコハウスのものだったというのです。まさに運命的な始まり方でした。
住宅の構造としては、3.5×4.5の湘南LO-COを基本とし、奥様のご要望である「カリフォルニアスタイル」の設計やメンテナンス性のある仕様、ゼロエネルギー住宅を補助金と共に提案し、ご採用頂きました。
敷地は、南側道路と高低差が約1.7mがあるので駐車スペースの擁壁工事が必要となり、プラスに費用が掛かりましたが、陽当たりも良く、静かで住みやすい立地です。
1階は、南側に面したリビングダイニングにオープンな階段や奥行のあるキッチンスペース、ウッドデッキが繋がるため、広がりを感じる空間となっています。玄関収納や水廻りが回れる家事動線になっているのも特徴です。
2階には寝室とWIC、トイレ、ロフトを設け、湘南LO-COの小屋構造と間取りが一致するように計画しています。

完成

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間接照明

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間接照明の特徴は光源が直接目に光が当たらない利点があるだけでなく、柔らかい空間を演出することが出来ます。

太陽光パネル

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このお宅はZEH仕様となっています。ZEHは、断熱性能や設備などの省エネ性を高めて、使うエネルギーと太陽光発電で作るエネルギーを計算上比較し、作るエネルギーの方が多くなる住宅です。初期費用は掛かりますが、月々の光熱費の負担軽減はもちろん、住環境に関しましても、一年を通して室温の温度差は少なく、住み心地が良いと思います。また、室温が安定していると、風邪を引く確率も低くなるので、免疫力の低い小さなお子様がいる家庭や、自分たちが年齢を重ねたときのことを考えても、温度差によるヒートショックのリスクが減り、安心です。

壁紙

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お手洗いの壁は汚れやすいので、通常は漆喰や珪藻土ではなく、壁紙を使います。今回は、お施主様ご自身で探された柄を使用しています。

パテ処理

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下地の表面の段差や凹凸を平滑にするための処理のことをいいます。内装工事では、壁紙などを貼る前にパテ処理を行います。

木工事完了検査

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木工事完了検査とは、大工工事が終わり内装工事に入る前に、お施主様に来て頂き、建物のチェックをすることを言います。

キッチンパネル

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キッチンパネルは、汚れが付きにくいだけでなく、汚れても落ちやすく加工されているので、サッと拭くだけで簡単に汚れが落ちます。また、水や熱にも強い仕様といった理由で、一般的に広く使われています。

構造用モイス

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構造用モイスは、耐震強度を上げる効果があります。当社は基本的に筋交いで壁強度を上げますが、さらに強度を上げる場合はモイスを併用します。

金属系サイディング

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金属系サイディングのメリットとしては、耐震性や断熱性が高いことが挙げられます。また、基材となる材料が金属(ガルバリウム鋼板)なので、長期間のメンテナンスが必要なくなります。

防水シート

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断熱材の性能や防水性を確保するため、透湿防水シートを張っています。壁の中で発生する結露を防ぐ効果もあります。写真は仮止めの状態です。

屋根

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このお宅の屋根は、ガルバリウム鋼板の瓦棒葺きです。ガルバリウム鋼板は、アルミを含んだメッキ処理にすることで、従来の鋼板よりも耐久性に優れています。瓦棒葺きの特徴は、縦に継ぎ目が無いので雨水が流れ安く、緩い勾配(角度)も可能です。
湘南ロコの屋根は、勾配が緩く南面の屋根を大きくとり、横から見ると「への字」の形です。
今後、この上に太陽光発電のパネルを施工しますが、南の屋根面積が大きいと発電パネルも多く載せることができます。

横胴縁

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横胴縁とは、柱と柱の間に水平に渡した材(スギ)のことで、石膏ボードや板材の下地となります。一般的には30センチ~45センチの間隔に胴縁を設けることで、塗り壁、クロス壁の割れを防ぐことや、耐震性を確保する目的もあります。

筋交い

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筋交いとは、柱と土台・梁などで囲まれた四角形の枠組みに、斜めに取り付ける木材のことをいいます。地震や風圧などによる横揺れを小さくする働きがあります。

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ホールダウン金物とは、地震などによる揺れが起こった際に、柱が土台や梁から抜けないようにするために取り付ける金物のことを言います。
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また、筋かい金物とは、筋かいの端部に取付ける筋かいと柱と横架材を接合する金物です。

上記のような金物を使い木材を補強しています。

上棟

いよいよ上棟が始まりました。この日の大工は合計で9名集まりました。長い間一緒にやっているメンバーなので、チームワークがよく、無駄な動きが一切ありません。
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斜めに交差している木材は仮筋交いといいます。これは上棟の際、建物が垂直になるように補強する役割があります。上棟後に柱や梁を金物で固定し、本筋交いを入れ終えたら、この仮筋交いは外します。

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屋根は杉無垢パネル→断熱材→垂木→耐水合板という順番で敷いています。このお宅の断熱材はネオマゼウスといい、断熱材の中でもかなり性能の良いものを使っています。また、断熱材と耐水合板の間に垂木を使って空気層を設けることにより、熱を逃がし水を切ります。


この日は天候にも恵まれ、作業も順当に進みました。

養生

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作業後は、ブルーシートでヒノキ土台と床下地(厚24mm)を養生します。土台や床下地が雨により濡れてしまうと腐りやすくなったり、木部の形が変形してしまう恐れがあるので管理は入念に行います。

現地看板

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当社では、各現場ごとに「チームワークでつくる笑顔の現場」と記された看板を設置しています。お施主様だけでなく、通りがかりの人も安心できる現場であり続けるために、職人さんも含めルールを守ることをお約束しています。

土台敷き

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木工事が始まりました。自然の素材をそのままに二人で土台を敷く事で、効率よく作業が進みます。土台は構造材の中で最も地盤に近く、シロアリの被害にも遭いやすいので、耐久性の高いヒノキを使用し基礎パッキンも使用します。

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当社の場合は神奈川県産材の木材を使っていて、地域の環境に貢献しています。地産地消によるメリットは、県産材の需要が増加すれば、林業が活性化し地域経済も発展することが挙げられます。また、木材を輸送するためのエネルギーを大幅に削減することも可能となります。

基礎完成

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建物を支える大事な基礎の工事が完了しました。地中梁で強度をよりアップさせ、
基礎内部の立上り部分(コラムベース)を独立型形状にすることで、通気性とメンテナンス性も格段にアップします.

耐圧盤コンクリート打設

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基礎のコンクリートを打設します。平らな部分である「底盤」から打設します。
コンクリートが、むらなく水平になるようレベル(高さ)を測定しながら丁寧に施工します。
少し暖かくなりましたが、この時期でもコンクリート呼び強度33N/mm2、スランプ15cmと基準を大きく超える数値です。

配筋検査

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基礎の鉄筋が図面通りに正しく配置されているかを確認する検査です。
鉄筋の間隔、鉄筋径、かぶり厚さ、立上り筋の高さ、緊結の状態、ボルトの数が正しいか、等を現場監督が一つ一つチェックしていきます。
また、当社の基礎形状の特徴は、許容応力度計算による配筋と地中梁、基礎の高さになります。

根伐

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基礎のように、地盤面より下の建築物を造るために土を掘る工事のことを、根切りといいます。
バックホウなどの機械で土をすくい、ダンプカーに載せて埋立地へ運ぶという光景は建築現場ではお馴染みです。

遣り方

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基礎工事の初めは、遣り方です。基礎の外周に水杭や水貫と呼ばれる木枠を設けて、高さや水平位置の基準を作ります。

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また、建物の壁芯の位置を示す水糸と呼ばれる糸を内側に張ります。

立ち上がりコンクリート打設

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打設は、最初の生コン車に対し伝票など配合をチェックした後に、固めのコンクリートをゆっくりと型枠に流し込みます。
また、打設と同時にバイブレーターなどで振動を与え液状化することにより、空気を追い出すようにします。

コンクリート打設

駐車場を建設中です。「捨てコンクリート」→鉄筋設置→コンクリ-ト打設の手順で行います。

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厚さ3㎝~5㎝の「捨てコンクリート」が敷かれました。
捨てコンクリートを敷くことにより、基礎底面を平らに均し、次に敷く鉄筋の高さを揃える役割や墨(基準線)を打つ(書く)事が可能になり、より型枠設置(擁壁本体)の精度も上がります。

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鉄筋は、鉄筋コンクリートの引張強度を担うためのものです。一本一本の鉄筋が、手作業で組み立てられました。また、鉄筋の種別や間隔、鉄筋径等、正しく行われているかどうかを入念にチェックします。


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打設したコンクリートが平面になるように、トンボでしっかりと均します。その後コンクリートを固めるための乾燥期間を約1週間(季節によって異なる)設けます。

現場清掃

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神奈川エコハウスは、現場管理を徹底しています。建築中の現場だけでなく、近隣道路の清掃もしています。

地鎮祭

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地鎮祭は、土地の神に対して建築工事の報告とその許しを得るための儀式で、工事の安全はもとより、ご家族やご新居への末永いご加護を頂けますよう、お祈りする神事です。

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鍬入れを行っています。
鍬入れとは、開墾や新築工事・植樹などの際に、儀礼的にその土地に鍬を入れる儀式のことをいいます。

地縄張り

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地縄とは、建物が敷地に対してどこの位置に建てられるのか、配置を確認する作業です。建物の柱芯に縄を張り、目視できるようにします。