事例紹介

木材ストックヤード

当社の専用ストックヤードのある厚木の提携製材所です。
常時5棟分の木材が天然乾燥され、保管されています。
手刻みの時は大工さんがここに通い、木材に囲まれながら継手・仕口を刻んでいきます。
いくつかある提携製材所の中で一番昔ながらの雰囲気が残っています。

運が良ければ製材所のアイドル犬、ナイトくんに会えるかも。

手刻み

ひさしぶりに提携している厚木の製材所からのご報告です。
現在、製材所の加工場では、12月上棟の物件の手刻み(木材加工)が始まりました。
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実際に加工する木材となるまでの流れとしては、丸太から一次製材で、実際の寸法よりも少し大きめに製材します。
この状態で、弊社専用のストックヤードで自然乾燥させるために、しばらく放置します。
その後、使用する前に乾燥状態を見て、2次製材を行い、実際の寸法ぴったりに加工します。
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その材料に大工が墨付けをして、手刻みします。
手刻みといっても、機械工具をまったく使わないわけではありませんが、やはり細かな仕上げは、のみなどを使って行います。
プレカット(機械加工)は1日で終わりますが、手刻みでは1ヶ月以上かかりますので、とても大変な作業です。
当社では、物件数は少ないのですが、大工技術を継承及び向上してくためにも、手刻みの物件を残しています。

こちらの製材所は、息子さん兄弟が中心となって製材を行っていますが、
お兄さんは、大きな材料の製材を中心に行い、弟さんが窓枠やカウンターなどに使用する造作材の加工を行っています。
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太鼓梁

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刻みも大詰め!
太鼓梁の重なる部分は、型を取ってきれいに合わさるよう刻みます。

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試しに嵌めてみます。

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ピッタリです!お見事。

刻み中

太鼓梁を製材します!きれいな木目が現れました。

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どの面を見せるか、どうすればより強いかなど色々と考えて刻んでいきます。
ただ縦と横につなげるだけではなく、木の使い方全てを決めます。

刻み始め

今回は手刻みです!
棟梁が継手・仕口を自分で刻みます。

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一番の腕の見せ所です。

専用ストックヤードとナイトくん

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