昨年の今頃、新建新聞社が新創刊した『SO 上質な日本の住まい』についてブログを書きました。そしてこの度、『SO 上質な日本の住まい2 』が刊行され、11月17日から書店に並びます。
1年前の新創刊に際し、新建新聞社・三浦社長が書かれた「上質な日本の住まい」についての言葉を再録します。
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「上質」は様々な捉え方ができますが、時を経ても変わることのない普遍的な美しさ・心地よさをもつことは大事な要素で、和の建築が人を惹きつけてやまない一因もここにあると考えています。
和の建築の魅力を未来に継ぐこれからの住まいの提案を通して、上質な住まいと暮らしが広がっていくことを目指します。
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「和風」とか「和の家」に魅力を感じる人がいる一方で、「和の家」は「昔っぽくて魅力が無いもの」と思っている人も少なからずいます。だから悲しいことに、「和」という言葉を堂々とは使い難い空気がありますね。しかし、「和の家」を「日本の住まい」と言い換えるだけで印象が大きく変わります。「私たちは『日本の住まい』をつくっています」だと、堂々と発信することができるから不思議です（笑）
日本の風土に合った普遍的な造り、普遍的なデザイン、それが「日本の住まい」だと思います。
今回掲載された住宅は、まだ当社ホームページでは紹介しておらず、この取材が初撮影でした。
「スキップフロアで居場所がつながる家」とあるように、高低差のある敷地を生かしたスキップフロア（１階／中２階／２階の３層構造）の家で、空間の広がりが非常に魅力的です。
また、外壁には焼杉板を張ったので、黒壁の外観もインパクト大です。庭には樹木が林立して、室内からもウッドデッキからも目に優しい景色が広がります。さらに全開する窓があるので、室内と庭との一体感も絶大なのですが、それはこの家の魅力の一面に過ぎません。
書店で見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。
岸 未希亜
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