先日、鎌倉市のT邸の上棟が行われましたが、私にとっては上棟に初めて立ち会う機会となりました。
「上棟は迫力がある」と以前から耳にはしていましたが、実際にその光景を目の当たりにすると、色々と感じるものがありました。
今回は、神奈川エコハウスの専属大工と社員大工の計9人が集結。
私が持っていた上棟のイメージを先にお伝えしますと、その住宅の棟梁が主軸となり、他の大工さんに指示を与え、全体が動き出す。
そういった流れだと思っていました。
しかし、実際はその予想に反し、指示待ちの大工さんは一人もいません。
一人ひとりが自分の役割を明確に理解し、迅速に動く。お互いの指示はほとんどなく、コミュニケーションを取るための会話も必要最低限のみ。各々が黙々と、そして手際良くスピーディーに動き、建物があっという間に出来上がっていく。その光景はまさに「圧巻」という言葉が最適です。
全員がプロフェッショナルな気持ちを持ち続けており、かつ"チーム神奈川エコハウス"とも言うべきまとまりの良さで、この日も大きなトラブルは無く、予定していた時刻より早く終わることになりました。先輩に聞くと、他の会社の上棟とは、かなり進み方が違うそうです。
最後に終礼があり、当社担当者とお施主様からそれぞれの想いを語って頂き、棟梁の一本締めでお開きとなりました。
まだまだ建築は始まったばかりであり、その始まりにお施主様の家造りに対する想いを大工さんが聞けることは非常に大切なことだと思いました。
お施主様の感慨深そうな表情をみて、大工さんのモチベーションも更に上向くことでしょう。
最後になりますが、こちらのお宅の「鎌倉市T邸構造見学会」が2018年6月16日(土)にあります。
こちらの方も是非参加頂けたらと思います。
神奈川エコハウス(株)下平雄介