事例紹介

KSA邸

ご夫婦と愛犬、奥様のご両親が一緒に暮らす2世帯住宅の計画です。
建築地は、奥様が長年住み慣れたご両親の家の建て替えで、北東道路と南側隣地が平屋の為、陽当たりが良い立地です。
1階は、親世帯の寝室と共有の玄関/洗面/浴室。2階は、共有のLDK、食品庫。ロフトにご夫婦の空間を計画しています。フロアが連続するデッキと、LDとロフトを勾配天井の吹抜で繋げることで空間の広がりをつくっています。モダンな外観/内観や、造作するキッチン/洗面台も見どころです。
設備は、オール電化で太陽光パネルをのせ、更に外皮等省エネ性を高めてZEH基準をクリアしており、国土交通省の補助金を予定しています。

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軒下以外の窓には庇を付けています。庇があると雨水が切れるので、外壁が汚れにくくなります。少しの雨であれば、窓を開けたままにして風を入れられることもメリットの一つです。
また、夏の角度の高い日差しは遮り、冬の低い日差しは取り込む事で、太陽光も調節します。

透湿防水シート

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透湿防水シートとは、水は通さないが、湿気(水蒸気)は通す性質をもつシートです。断熱材の性能や防水性を確保し、壁の中で発生する結露を防ぐ効果もあります。

設備工事

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内部では、間仕切りがある程度できたタイミングで、水道、電気の設備配管や配線の取付けを行います。
現場監督が事前に穴を開ける場所などを記しておき、工事中は業者と打合せをしながら進めていきます。取付完了後、現場監督がチェックを行います。
給水管と給湯管は、サヤ管ヘッダーシステムを採用しており、メンテナンスには非常に有利になります。
また、2階からの排水管には音ナイン防音材を巻き、トイレなどの排水騒音が15dB低下しています。

養生

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内部の大工工事も進んでいます。化粧の柱や枠材は、傷が付かないように青い養生材で保護します。

中間検査

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中間検査とは、建築物の安全性向上のために導入されている制度です。
上棟が終わると、構造材の強度を確保するために必要箇所に金物を取り付け、取り付けた金物は社内点検で全箇所、写真にてチェックを行います。
点検後、検査機関の検査員が現場で直接確認を行います。中間検査に合格しない限り、それより先の工程の工事に進むことはできません。
しっかり事前の社内チェックを行っており、今回も無事合格しました。

断熱材

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断熱材はネオマゼウスを使用しています。 ネオマゼウスの素材は、フェノール樹脂という熱に強い樹脂で、燃えにくく炭化し燃焼時の発生ガスも少なく安心です。


金物検査

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上棟中は、仮の筋違で建物の揺れを防ぎますが、上棟が終わると、すべての柱(柱頭、柱脚)、梁(仕口、継手)に指定された強度の金物を取り付けます。
現場監督は、筋違の方向が正しいか、金物が図面通りに取付けられているか、ビスの打ち忘れが無いか、等を入念に確認します。
2枚目の画像右側にある釘が出ている木材は、(本)筋違を取り付け完了後に外した仮筋(違)です。

ルーフィング

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野地合板の上にルーフィングを張ります。ルーフィングとは、防水性能を担う屋根の下葺き材です。
弊社では、改質アスファルトルーフィングといって、ビス穴、タッカー等貫通部の止水性に優れたルーフィングを採用しています。

上棟

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いよいよ上棟です。この住宅は普段はひとりの大工で担当しますが、この日は合計9名の大工が集まりました。

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昔からやっているメンバーなので、チームワークが良く、指示されなくても自ら率先して作業に当たります。そこに無駄な動きはありません。

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屋根は杉無垢パネル→断熱材→垂木→耐水合板という順番で敷いています。また、断熱材と耐水合板の間に垂木を使って空気層を設けることにより、熱を逃がし水を切ります。

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この日は上棟式が行われ、お施主様から大工に感謝の気持ちが伝えられました。10月でもまだ熱く、レッカー(クレーン車)の配置ができずに手おこしで大変でしたが、この一言で癒されます。

基礎完成

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建物を支える大事な基礎工事が完了しました。構造計算によって決められた地中梁を入れることで、基礎内部の立上り部分(コラムベース)を独立型形状にすることが可能となり、通気性とメンテナンス性が格段にアップします.また、地中梁は立ち上がりのある基礎と比べ人通孔を設ける必要がないため、切れ間なく強固に出来上がります。

基礎断熱

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神奈川エコハウスは主に基礎断熱を採用しています。基礎断熱とは、基礎の底辺と外周の内側に沿って断熱材を貼ることで、外側に断熱ラインを造り、床下と室内の温度を同じに保つことができます。メリットとしては、家全体の気密が確保しやすいことと、床断熱に比べ施工性に差がない点と地熱の利用が見込まれます。

コンクリート打設

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コンクリートを打設する前に品質をチェックしますが、その一つがスランプ試験です。スランプコーンに生コンクリートを入れ、垂直にスランプコーンを抜き取り、コンクリート頂部の高さが何センチ下がったのかを測定します。この数値が高いほどコンクリートの流動性が高く、施工性が良くなる反面、強度はやや落ちます。一般的にはスランプ値18cmが多いと思いますが、当社の基本は15cmになります。

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生コンクリートを型枠の中に流し込む際、バイブレーターで生コンを撹拌します。振動を与えることで、コンクリートが隅々までしっかりと充填されます。
最後に表面を均すためにとんぼをかけます。夏はコンクリートの乾きも早いため、手早く仕上げなければなりません。

配筋検査

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基礎の鉄筋が図面通りに正しく配置されているかを確認する検査です。
鉄筋の間隔、鉄筋径、かぶり厚さ、立上り筋の高さ、緊結の状態、ボルトの数が正しいか、等を現場監督が一つ一つチェックしていきます。

捨てコンクリート

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捨てコンクリートは、構造的な機能はありません。主たる目的は2つ、一つは墨出しの為で、遣り方で引いた水糸を基準にコンクリートの表面に壁芯と型枠の位置を標します。もう一つは、下地がしっかりとすることで、鉄筋組みの精度が上がり、かぶり厚などもしっかりと確保することができます。捨てコンクリートといっても重要な役割があります。

遣り方

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遣り方とは、正確に建物の位置を決めるための作業です。
木杭の下にある板は「水貫」と呼ばれ、レベルなどを使用して、GL(基準となる高さ)から一定の高さに水平に設置していきます。
また、ネットゼロエネルギー住宅の補助金を得る予定で、掲示板と共に写真を撮り報告します。

地縄張り

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地縄張りとは、建物が建つ位置に、地面に縄を張ることを言います。地鎮祭が行われる場合は、その前に地縄を張り、地鎮祭の際にお施主様と一緒に建物の配置と高さの基準を確認します。