ブログ

2016.04.24 / よもやま話

春休みの体験

タイムリーな話題に先を譲っていたら、春休みの話が随分と後回しになってしまいました。この春休み、家族でちょっとした体験をしてきました。

一つは「フォレストアドベンチャー」という、森の中に作られたスケールの大きなアスレチックです。一般的なレジャー施設は大規模な開発を伴うため、どうしても自然を破壊してしまいますが、あるがままの森を活かしたこの施設は、環境への負荷を最小限に抑えられている点に好感が持てます。

forest1.jpg

これはフランスの会社が始めた「自然共生型アウトドアパーク」で、元々はスイスの企業研修用に作った施設だそうです。評判が良かったので一般開放すると、フランス国内で人気が広がり、現在では世界中に同じような施設が作られているとのこと。このフランスの会社と業務提携をして日本で造られているのが「FOREST ADVENTURE」で、フランス語で「La foret de l'aventure」というのを英語表記にしています。

2006年、富士山麓にオープンした第一号パークがビジネスとして成功し、その収益の一部を森林整備費にあてる「持続可能な森林管理モデルの実験的施設」になったそうで、その後は日本全国の森に施設が増え、現在では北は新潟県から南は沖縄県まで、19ヶ所にパークが作られています。
私たち家族がやって来たのは、「小田原こどもの森公園わんぱくらんど」に隣接する「フォレストアドベンチャー・小田原」です。

自然に生えている樹木を利用したコースが、地上4~6メートルぐらいの高さに張り巡らされており、ここを自らの手と足を使って前進します。専用のハーネスを装着し、命綱をセーフティライン(ワイヤー)に繋いでいるため、万が一足を滑らせてしまっても地面までは落下せず、途中でぶら下がるようになっています。

forest2.jpg

しかし命綱があると言っても、地上3階に相当する空中を歩くのでスリル満点です。高所恐怖症の人には信じられない光景でしょうね。

コースは難易度に応じて3種類(アドベンチャー、ディスカバリー、キャノピー)に分けられ、アドベンチャーコースは「小学4年生以上もしくは身長140cm以上」、ディスカバリーコースは「小学1年生以上かつ身長110cm以上」と利用条件が決められています。ほとんどのパークには1種類のコースがあるだけで、「小田原」にあるのはディスカバリーコースです。難易度の高いアドベンチャーコースは、すぐ近所の「箱根」にあります。

ディスカバリーコースなので、大人には比較的優しいコースでしたが、小学1年生の女の子には歩幅が合わなかったり、手が届かなかったりして、怖い思いもしたようです。それだけに完走した時の達成感、充実感は大きく、自信に満ちた顔つきになっていました。

forest3.jpg

また、ジップスライド(高い木の上から滑車を使って長い距離を滑り降りるアトラクション)が8つもあり、ターザン気分を何度も味わえて爽快でした。
「小田原」は「子供と大人が最初から最後まで一緒に楽しめる、国内初のコース」ということなので、私たち家族にはぴったりでした。ぜひ皆様も一度体験してみてください。

もう一つは「とんぼ玉体験」です。「とんぼ玉」とは穴のあいたガラス玉(ビーズ)のことで、古代エジプトの遺跡からも発見されたほど古い歴史があり、日本でも古くから装飾品として重用されました。
ガスバーナーの火でガラス棒の先を溶かし、美しい模様入りのとんぼ玉を作る体験コースに、妻と長女が挑戦です。

tonbodama.jpg

すぐ横で手取り足取り教えてくれてのことですが、とても綺麗なとんぼ玉が出来上がりました。

岸 未希亜

Category
お知らせ
建築と住まいの話
よもやま話
ロコハウス
書籍・メディア掲載
Archeives