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2015.08.31 / よもやま話

八重山諸島で夏休み

8月は毎年、私を置いて妻と娘2人が北海道の実家に帰るのが慣例になっていますが、妻が仕事を始めたこともあって、今夏は2週間余り、娘2人だけを実家で預かってもらいました。妻は東京に出てきてから約20年間、暑さを逃れて夏は必ず故郷に帰っていましたが、初めて真夏を南関東で過ごすことになったのです。8月前半は記録的な暑さだったこともあり、例年よりもエアコン稼働率が増えたことは言うまでもありません(笑)

さて先週、夏休みをいただいて家族旅行をして来ました。行き先は沖縄の八重山諸島です。
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八重山諸島は沖縄県の西南端、というよりも日本の最西端に位置し、石垣島を中心とした有人島10島と点在する無人島で構成されています。沖縄本島からも約400~500km離れており、東京からは2000kmの距離(ちなみに北海道の根室や網走が、東京から1000km)にあります。私はこれまで、沖縄本島と宮古島には行ったことがあるのですが、八重山諸島は初めてです。

折しも台風15号が八重山諸島に向かっていたため、ずっと天気予報やニュースを気にしていましたが、何と出発の前日には目的地の石垣島を台風が直撃。現地の人の話では10年ぶりの直撃だったようです。

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停電や車が横転している映像を目の当たりにして、翌朝のフライトが心配されましたが、当日空港に行ってみると、九州や四国への便が欠航になる中、那覇便は予定通りに出発。私たち家族が「日ごろの行いがいい」ことを確信しました(笑)

yaeym03.jpg石垣ではコンビニの看板が折れていた

羽田空港から那覇空港までは2時間半。那覇から石垣島までは1時間。そして乗り継ぎ時間は30分の予定でしたが、台風の影響で那覇空港が混雑していたため、石垣島行きの出発が遅れ、石垣島のホテルに着いたのは午後4時近くでした。
また、台風一過といっても快晴にはならず、天気は曇り時々雨といった状態。天気予報も芳しくなく、明日からの旅程が心配です。それでも、ホテルの部屋からはきれいな海が見られ、沖縄に来たことを実感しました。

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すぐ手前に見えるのが竹富島(たけとみじま)です。島の周囲は約9km、人口は約360人という小さな島で、石垣港から6km足らずの距離です。その奥に見える大きな島影が西表島(いりおもてじま)です。面積は石垣島より大きいのですが、人口は石垣島の4万8800人余に対して僅かに2300人余り。島の90%を亜熱帯の原生林が占め、「東洋のガラパゴス」「最後の秘境」などと呼ばれ、大自然を活かしたエコツアーが盛んです。今回の旅では行かないのですが、いつかは行ってみたい島ですね。

翌朝、予報は外れて晴れました。島の天気は変わりやすいそうです。
さて、八重山諸島の玄関口である石垣島には石垣港離島ターミナルがあり、周辺の島々へ高速船で行くことができます。

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yaeym06.jpg右端に見える金色の銅像は、石垣島が生んだスーパーヒーロー具志堅用高です

私たちが今回訪れたのは、竹富島と小浜島(こはまじま)です。竹富島への船は一日30便程度(高速船で約10分)、小浜島への船は一日20便程度(高速船で約25分)あり、悪天候で欠航さえしなければ非常に便利です。

船から撮った島の写真を紹介します。

yaeym07take.jpg竹富島は煎餅のように平べったいです

yaeym08kaya.jpg小浜島のすぐ近くにある無人島の嘉弥真島(かやまじま)です

さらに小浜島の近くでは、海面に薄っすらと浮かぶ白い砂浜が見え、その脇には小舟が幾つか浅瀬に乗り上げているのが見えました。

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この写真では分かりづらいですが、これは、小浜島の北東に干潮時のみ出現するという「浜島(はまじま)」で、観光会社が企画する「幻の島上陸ツアー」の小舟が停泊していたようです。船内放送で知らせてくれる訳でもなく、窓の外に目を凝らさなければ気付かなかったと思います(笑)

竹富島も小浜島も、青い海と白い砂浜が眩しく、「ザ・沖縄」という感じでした。沖縄らしいキレイなビーチをご堪能ください。

taketom04.jpg「星砂の浜」とも呼ばれるカイジ浜(竹富島)

yaeym11kondoi.jpg遠浅で、沖合まで白い砂浜が続くコンドイ浜(竹富島)

yaeym12kohariz.jpgリゾナーレ小浜島のプライベートビーチ

両島での様子は次回お届けします(つづく)

岸 未希亜

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